第8章 サキュバスは夢の世界で淫らに生きてる
皇都に戻ってからというもの、まともに自分の布団で一人で眠れていない。
犯人は分かってると思うがアイツだ。
「んっ、んふ、ぅんっ、あ、あ、あ」
しっとりとしたきめ細やかな肌に甘い声。トロトロと溢れてくる蜜をゆっくり舐め取ると押さえつけている腰が震える
赤くぽってり腫れている肉壷の入り口はハクハクと痙攣し、それでいて侵入を拒むように直ぐに口を閉じる
「や、だぁ、もうやめて、やっ!ああ、またいくっ!」
指をねじ込み内側からトントンと快感をノックする、
同時に外側から膨れた秘豆を吸い上げると細く美しい指が止めようと頭に手を置く。
しかし力なく押さえられるともっと、もっとと強請られているようで
つい、カリリと秘豆に軽く歯を立てて戯れてしまう。
「うんん!!は、はぁ、ぁ」
ここに来た最初の頃より蜜が濃くなったと思う。それは私の性を受け取って体内で変化し、馴染んでいるのが原因かもしれないと思うと胸が熱くなる
こんなに心動く事はない。
つい、いつものように気を失うまで求めてしまう
今日もくったりと弛緩し脚を投げ出した愛しき彼女に、心いくまで全身を舐め尽くし堪能した後布団をかけて部屋を出る
私の心が満たされている今、この世界は潤いを取り戻し、活動を再開した。
もう水不足や飢饉にあえぐ末梢の村もなくなり、世界は落ち着きを取り戻した。
我が愛しき花嫁。
彼女がいるだけで、私の心はこんなにも満たされる。
薄い唇に笑みを浮かべ、白き姿の皇は大広間の床へとゆっくり沈んでいく。
世界樹そのものである皇に、物理的な拘束はない。行きたい所へ行きたいように行けるのだ。
そして今沈んでいく場所は言うなれば地獄、言うなれば菜園、言うなれば牧場。
けして愛しき彼女の目には触れさせないアンダーグラウンド。