第14章 梟谷の転校生
赤葦side
?
何て言った?
寝顔可愛いな…。やっぱり櫻のことは木兎さんに譲れないな。おじさん、俺に櫻をください…。
赤母「京治!櫻!おきなさい!」
ん?
櫻「はーい。お母さんおはようございます。」
赤母「うん。おはよう。珍しいね。京治がこんな時間まで寝てるなんて。」
え?何時だ?
…やば!もう6時48分!
櫻「車出そうか?」
赤「え?」
櫻「え?だって7時半前にはいつもでてるんでしょ?」
赤「あぁ。木兎さんの迎えに行かなきゃだからね…」
櫻「じゃ、間に合わなさそうならだそう。はやく準備しよ?」
車って…。ボンボンの発想だよね。あ、櫻は金持ちか。毎月ローン払ってるって言ってた気がする。
櫻「ね、けーじくん!梟谷の制服似合う?」
制服、似合うか似合わないとか関係ない気がする。
赤「リボン選んだの?」
うちはリボンとネクタイで選べるからな。
櫻「うん。ネクタイも買った!このセーターとか可愛いね!」
赤「まぁ、いいと思う。にあってるよ。」
少し大きめのセーター買ったのか。少しどころじゃない気がする。
赤「そのセーター、サイズいくつ?」
櫻「える。」
赤「大きすぎ。櫻のサイズならMで良くない?」
萌え袖。俺のセーターでもなりそう。
櫻「えむはね、こんど買うの。」
赤「ふーん。ご飯食べるよ。」
流石に腹減った。
櫻「お腹減ったの?(笑)」
赤「いつもは6時半に食べてるからね。」