第1章 出会い
「こんな変態の下で働くのか。大変だな。」
はぁっと溜息をついたリヴァイに、アイリーンは頭に“?”を浮かべた。
まだアイリーンはハンジの下に配属になって一週間と経っていなかった。
その為、リヴァイの言葉の意味を汲み取ることが出来なかった。
「心外だなぁリヴァイ。僕はアイリーンに迷惑を掛けることなんてないよ、ありえない。同じ研究者としての同志なんだからね。」
「…その言葉、モブリットが聞いたら何て言うか。」
「ん?なんでモブリット?今はアイリーンの話を……」
なんて哀れだろうな。
と、リヴァイが何度目か分からない溜息を吐いたところで、その瞳は一人頭を抱えながらモブリット?と呟くハンジから、アイリーンへと向けられる。
自分とは違う大きな瞳。
ほんのり色づいたピンクの頬。
腰まである長い茶色の髪。
何故かまだ敬礼をしているその姿に、リヴァイは少しだけ口角を上げた。