第4章 エルヴィン団長とリヴァイ兵士長
ハンジがアイリーンと別れた同じ頃、エルヴィンは会議室で資料を纏めていた。
一ヶ月後の璧外調査のこともそうだが、目の前の片付けなければならない問題がある。
さてどうしたものか。
エルヴィンは机に置かれた紅茶に口をつけた。
コンコン
来客を告げるノックの音。
来たか。とエルヴィンはカップから口を離した。
「入れ。」
「失礼する。」
扉を開けて入ってきたのは、予想通り無愛想な顔をしたリヴァイだ。
何かを考えているのか、部屋に入ってもエルヴィンの顔も見ずにスタスタとソファへと一直線。
いつもの席に腰かけた。
「いつにも増して不機嫌だな、リヴァイ。」
「そんなことはない。ただの考え事だ。」
リヴァイの返答にエルヴィンはそうか。と少し笑う。
その笑顔が気に触ったのか、リヴァイは眉間にシワを寄せる。
「何が可笑しい。」
「いや。珍獣をみて驚いているだけだ。」
「……ふん。」
言い返すのも嫌になったのか、リヴァイは机の上に置かれた資料を手に取った。
「お、もう集まってる? ってリヴァイだけか。」
「黙れクソ眼鏡。ノックをしてから入ってこい。」
突然開いた扉を見もせず、リヴァイはハンジに言葉を投げる。
その冷たい言葉にハンジは動揺もせず、そうだったね! と笑いながら頭を掻いた。
エルヴィンもハンジに対して驚きもせずに、入るように促した。
その後直ぐにミケ・ザガリアスも到着し、四人で会議が始まった。