第2章 親睦を深めよう作戦
立ち上がるリヴァイを目で追いながら、アイリーンは首をかしげる。
何か用事でもあるのだろうか。
「じゃぁちょっと付き合え。」
「……え? 付き合う、とは……。」
「決まっているだろう。」
まさか付き合えと言われるとは思っていなかったアイリーンは、困惑した表情でリヴァイを見つめる。
付き合う分には構わないと思ってはいるが、ハンジと一緒に居るより緊張する相手と、というこの状況に既に緊張していた。
「紅茶の、時間だ。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「お、美味しい……!」
「当たり前だ。」
あの後、リヴァイは謎の紅茶時間を宣言して、アイリーンの質問も反論もなにも聞かずにツカツカと歩いて行ってしまった。
まさか誘われたのにそのままその場に留まることも出来ず、アイリーンはリヴァイの後ろを着いていくしかなかった。
着いた先は、なんとリヴァイの自室で。
当たり前に入っていくリヴァイの後を、アイリーンは躊躇いながらもついて部屋へと入った。
数週間ぶりのリヴァイの部屋は、相変わらず埃一つない綺麗な部屋。
緊張も自然と高まっていく。
ドアの近くで立ち尽くすアイリーンに、リヴァイはソファーを指差した。
座れ。と言うことだと理解して、失礼します。と恐縮しながら座ると、リヴァイはそれを視線だけで確認して、少し待っていろとだけ伝えて部屋を出ていった。
突然一人にされたアイリーンは、何も出来るわけもなく、なるべく埃をたてないようにその場で座り続けた。