第2章 親睦を深めよう作戦
そこまで言われて、アイリーンは初めてリヴァイと出会った時の事を思い出した。
「こんな変態の下で働くのか。大変だな。と仰っていた理由が、最近は身に染みていました。」
つい数週間前の事なのに、もう随分昔の気がしていたのは
ハンジの研究に付き合って、忙殺されていたせいかもしれない。
あの時今の私がいたなら、きっとリヴァイ兵士長の言葉に頭がもげるほど頷いていただろう。
「だろうな。俺は絶対にごめんだな。部屋も汚いしな。」
軽くソファーの上を叩いて、リヴァイはそこに腰かけた。
ふぅっと息を吐くと、何故か目を瞑ってしまう。
疲れているのだろうか。
まさかこんなに散らかっている部屋で仮眠でも取るつもりなのか?
アイリーンはリヴァイの行動に一瞬にして混乱した。
どう対応することが一番適切なのか……。
そっとしておく?
いや、本当に寝てしまって、風邪でも引いてしまったら……。
じゃぁ、毛布かなにか掛けてあげる?
いやいや、こんな部屋の毛布なんて、リヴァイ兵士長に掛けられない。
物凄く怒られそうだ。
それなら部屋に戻るように言う……。
でも疲れているリヴァイ兵士長に、帰れだなんて言えない……。
本当はゆっくりしてほしいけど、こんな汚い場所では。
でも、だからこそ部屋に戻ってもらった方が……。
あーもう分からない!
どうするのが一番適切なの……!!
実際には数秒しか経っていないが、アイリーンの頭の中はパンク状態だった。