第1章 ~第1章~悪戯な出会い
セ「あっ!!あれは!!」
家の中からセバスチャンの声が響き
シエルが「どうした!!セバスチャン!!」っと家の中に入る
そこで、シエルが目にしたのは猫の尻尾。
尻尾だか...アレルギーが出ない。シエルは自分の目に写っている物を疑いセバスチャン問う。
シ「セバスチャン...それは、なんだ?」
セバスチャンの掴んだ尻尾の先には人間
いや、人間とゆうより獣人。
獣人「な、なにするんだよ!!尻尾をそんなに掴んだら痛いだろ!てか、お前ら何?うちの縄張りに勝手に入ってきて!」
セバスチャンが掴んだのは彼女の尻尾。
余程触られたくないのか、セバスチャンの手を引っ掻く。
セ「ぼっ、坊ちゃん...これが、人ならざる者の正体でございます」
セバスチャンは、ニッコリと満面の笑みを浮かべ彼女に引っ掻かれてるのも気にせず答えた
シ「あっあっ...ありえない!!こんな者がいるなんて劉から報告も来てないぞ!!」
シエルは、動揺を隠せないでいた。
何故なら目の前にはパールの様な白い長い髪その髪にはあるはずの無い猫耳、ほっそりとはしてるがやけに成長した胸、腰なのか尻なのかわからないとこから生えてる尻尾...右が金、左が翡翠のオッドアイの瞳...彼の目の前にいるのは人でも動物でもない姿の者
獣人「がー!!離せよ!この変態!いつまで触るつもりだ!!」
彼女は、引っ掻くだけでは飽き足らずセバスチャンが掴んでる手にがぶっと噛み付く
セ「おっと、随分おてんばな方ですね...坊ちゃんいかがなされますか?」
セバスチャンがシエルに聞いた
シ「あっ...アレルギーも出ないようだし1度屋敷に戻り問いただそう。セバスチャンこいつがその異様な魂の持ち主か?」
シエルは、鋭い眼光でセバスチャンに返した。
セ「そうでございます。見ての通り彼女は元気ですが人としての魂は半分...この辺りで不可解のものとは彼女のみでございます」
獣人を抑えながら、シエルに頭を下げながら答えた。
シエルは、少し困った顔をしながらセバスチャンに
「連れて帰るぞ逃げられるなよ」っと一言放った
セ「Yes,my lord」
セバスチャンは、紅茶色の瞳を静かに閉じ
獣人である彼女を押さえ込もうとした。
獣人「なっ!!どこ触って捕まえるんだよ!!この変態野郎!」