第7章 # ミラクル・サマー
「 も 、もしもし ... 」
〇〇『 ごめんね ? 急に ... 。声 ... 聞きたくなっちゃって ... 』
声を聞きたくなったなんて ...
「 あのさ 、俺 ... 、話あるんだけど ... 」
想定外のチャンスに 、次あった時にしようと思っていた告白を今することにした 。
〇〇『 ん 、なぁに ? 』
「 俺 ... 、〇〇ちゃんのこと 好きになっちゃった ... 」
思い切って想いを伝えた 。
すると 、少しの間沈黙が流れる 。
その沈黙は 、俺には何時間にも思えた 。
〇〇『 ... ありがとう 。実は 私も ... 』
「 え っ 、え ... 、じゃあ ... 」
〇〇『 ふふ 、お願いします っ ♪ 』
もう 、言葉が出なかった 。
「 こ 、こちらこそ ... 」
こうして 社会人2年目 、仕事に追われ 、彼女もいない生活に終止符が打たれ 、俺はやっと突然現れた天使と付き合うことが出来た 。
もう過ぎてしまった夏 。
2人で過ごす事は出来なかったけど 、これから来る季節は 2人でどこまでも ...
« The END »