第7章 夢の中で
「もう、本当に無茶ばかりして…!」
『ごめんなさい、母さん。』
「まあ、母さんも心配だったんだ。俺も、母さんも、お前が無事だったのだから、それでいい。」
ミコトの涙が落ち着いた頃をみて
夢の話を、セイレーンの秘密を話そうと、ソラは真剣な顔をする。
『父さん、母さん、話しておかなければ ならないことがあるの。』
正直まだ 脳が働いていなかったが、忘れる前にきっちり話さなければならないと思った。
その真剣な雰囲気にフガクとミコトは頷いた。
ソラはハルに教えてもらったセイレーンのすべて話した。
それを真剣な顔で2人は聞いてくれた。
「…この話、イタチとサスケには言うの?」
ミコトが聞いた。
『私がセイレーンを知っている人には全員に伝えるつもりです。』
ハッキリと答えたソラを見て、フガクは「なら、俺から話しておく」と言ってくれたので、甘えることにした。
そしてフガクは任務があると、帰ってしまったので、病室はミコトとソラだけになった。