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大切【NARUTO】
第6章 守りたい人
ぎゅっと目を瞑るが、想像していた痛みは来なかった。
代わりにクナイ同士がぶつかる音がした。
何事かと思い、ふと顔をあげると、尊敬する後ろ姿がそこにあった。
「うぅ…っ。に"ぃざんっ…!」
『ィタチ…にぃ、さん?』
「遅くなってすまない。サスケ、ソラ。」
サスケは、イタチが来てくれたという安心感と、なぜだか少しの敗北感を感じた。
(俺は泣く事しかできない。でも兄さんは大切な人を守る力を持ってる。)
ただ、羨ましいと思った。
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