第5章 事件
「さて、 そろそろ吐いてもらおうか」
「吐いたら お前らだけ 重症で済ませてやるよ」
気味の悪い笑顔をこちらに向けながら、2人の忍者はそう言ってきた
「良い加減にしろよ!兄さんの居場所だって言わないし、みんなの場所だって言わない!」
『私達は何も言わない!あんた達は里への不法侵入で捕まるのよ!』
こうなったら、もうやけくそだ。
(私達だって 将来 みんなを守る忍になるんだ!こんな奴らの言いなりにならない!情報だって渡さない!)
2人の忍者をキッと睨む。
その態度が頭にきたのか、忍者の顔からは、笑顔が消えていた。
「「そっか、じゃあ 死ね」」
そう言って2人の忍は、サスケに向けたクナイを振り下ろした。
…その時ソラの体は、勝手に動いた。