第5章 事件
騒ぎを起こした犯人は他里の忍だった
『…1人で何叫んでるんだろ』
「木の葉の忍者…じゃないのは確かだけど…」
ソラもサスケも、相手の額当てをじっと見る。
国の外に他の里が沢山あることは知っていたが
額当てを見て、どこの里の忍なのか分からなかったため、おそらく小国の忍者なのだろう。
興味本位でどんどんと中心へ向かう。
近づくにつれて、叫んでいる内容が聞き取れるようになってきた。
「"うちは"はどこだ!出てこい!」
凄い形相で叫んでいた。
"うちは"と聞いて、足が止まる。
何が目的なのかは分からないけれど、ソラ達にとって、"この人達は危険だ"ということは、分かった。