第5章 事件
『仲良いだってさ。嬉しいね!』
「あれのどこを見て そういったんだよ…。母さんって不思議だな。」
悪態をつきながらも、少し顔を赤らめているサスケをみて
ソラは自然と笑みがこぼれた。
すると、サスケはソラの持っている紙袋に気づき、指差した。
「それ何?」
『んんん。まだ秘密だよ!』
「秘密〜!?きになるよ!教えて!」
『あとでね〜。』
サスケの頬が膨らんだ気がしたけど、見なかった事にした。
「…じゃあ何する?修行する?」
紙袋は諦めて、今から何するかにサスケの興味は動いたらしい。
『ううん、先に兄さんにも会いたいの。火影様のところに行こう』
「えー。なんでだよー。修行しようよ」
『私にも事情があるんだってば!』
サスケに 『一生のお願い!』 と言うと「仕方ねぇな」折れてくれた。
文句を言いながらも付いてきてくれるサスケは、なんだかんだで優しい。