第5章 事件
向かった先は自宅というか、お屋敷というか。
『ただいま〜』
そういって玄関を開けると、ミコトが迎えてくれた。
「あら、おかえりなさい。なんだか嬉しそうね。いい事あった?」
『えへへ。サスケとイタチ兄さんいる?』
「サスケならいるわ。イタチは今、火影様に呼ばれていないの」
ミコトはそう言って サスケを呼んで来てくれた。
「おかえり!ソラ!」
奥からサスケが走ってきた。
(プレゼント、どんな反応するかな)
驚く姿を想像してニヤついてしまう。
「なんだよ、気持ち悪いな」
『ひどい、気持ち悪いなんて!』
そう言って言い合いしていると…
「あなた達、本当仲良いわね。また出かけるんでしょ?気をつけて行ってらっしゃい。2人とも、晩御飯には帰ってきてね。」
ミコトは笑いながらそう言うと、奥に戻って行った。