第24章 波の国・死闘
カカシは再不斬との戦闘中。
しかし、ナルトのチャクラで九尾の封印が解けかかっている事を理解する。
「聞こえるか再不斬…。お互い忙しい身だ。
お前の流儀に反するだろーが、楽しむのはやめにして、次で白黒つけるってのはどうだ。」
カカシは巻物に自身の血を塗る。
そしてそれを持ち、印を組んだ。
「忍法口寄せ!土遁・追牙の術!」
「何をやっても意味ねぇぜ。カカシ…お前は完璧に俺の術にはまった。」
「目でも耳でもダメなら…、鼻で追うまでの事。」
橋の下から、カカシの忍犬が飛び出し、再不斬をとらえる。
「もはや霧も晴れた…。お前の未来は、死だ。」
カカシは目に見えるほどの多量のチャクラを片手に集める。
「雷切!」
それは鳥の鳴き声のような音で。
いざ、再不斬を手に掛けようとしたとき。
「…歌?」
とても悲しい歌が聞こえる。
それは、再不斬にも聞こえたようで、再不斬は先程よりも焦りの色を見せ始めた。
「…まさか!!」
その正体を確認しようとした。
しかし突然に、心臓が痛み出す。
「カカシ…、どうやら未来が死ってことは、あながち間違ってないかもな。」
なんの話だと、再不斬を睨み返した。