• テキストサイズ

大切【NARUTO】

第23章 波の国・修行





ご飯を食べ、食卓でゆっくりとしていると、サクラが故意に破いてある写真を見つけ、尋ねた。


すると、イナリとツナミは激怒し、その場から出て行ってしまった。


「…なにか、訳ありのようですね。」


カカシの言葉に、タズナは俯く。
そして、この国の英雄の話を始めた。

その男は勇敢で、イナリも本当の父親のように慕っていたと。
そしてまた波の国の人々も、その英雄を慕っていた。
しかし、その英雄は、ガトーの手によって公開処刑されてしまったんだと。


『…なにそれ。ガトーってやつ気に食わないわね。』


腹が立ち、思わず心の内を声に出す。

するとナルトが立ち上がり、外へと歩いて行った。


「修行ならやめとけ。…チャクラの練りすぎだ。」


カカシがナルトを止めるが、ナルトは決して振り返らずに玄関へと向かう。


「…英雄はいるってことを、証明してやるってばよ!!」


出て行ったナルトに、カカシは溜息をつく。


「あいつ…空回りしないかな。」


『ナルトくんらしいですよね。…流石に忍者ですから、修行で死にはしないと思いますけど。』


「リク…まあそうなんだけどネ?先生は心配なわけよ。」


そういうカカシに、リクはニヤリと笑う。

そしてナルトの姿を見たリクは、密かに決意した。





/ 572ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp