• テキストサイズ

大切【NARUTO】

第23章 波の国・修行





カカシの部屋へ戻ると、ナルトとサクラがコソコソと話し合っていた。


『ねぇねぇ、ナルトくん、春野さん。さっきの叫び声、なんだったの?』


「カカシ先生のマスクを取ろうと思ってたのよ!なのにナルトー!もっと上手くやんなさいよ!」


なんて楽しそうなことをしてたのだ。
リクだって、カカシの素顔は見たい。

『今度は混ぜて』と頼むと、「もちろん」とサクラとナルトが答えた。





しばらく3人でワイワイやっていたのだが。

カカシが何やら考えている様子だったので、ナルトがカカシに尋ねた。


「どうしたんだってばよ、先生?」


「ん?ああ…。死体処理班ってのは、殺した者の死体はすぐその場で処理するものなんだ。
しかし、あの少年は、再不斬の死体をどう処理した?」


『……持ち帰った…。首だけ取れば、殺した証明は出来るのに。』


リクの頭に、嫌な仮定が立つ。
もしかして、もしかしたら。


「それに、追い忍の少年が再不斬を殺したあの武器…。」


「ただの千本…。まさか!」


サスケと目が合う。
そして、カカシの方を見ると、頷かれた。


「…おそらく、再不斬は生きてる!」


その言葉に、皆が驚愕する。

カカシの推測はこうだ。

死んだのは確認したが、あれは恐らく仮死状態になっていただけだと。
そして、自分より重い再不斬を連れ帰った事、武器が千本な事。
…あの少年は、再不斬を助けに来たんだと。




/ 572ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp