第23章 波の国・修行
「リク、目ぇ閉じろ。」
突然サスケが言う。
リクは理由も聞かずに、サスケに言われるがままに、目を閉じた。
その時。
「「ぎゃーーーーー!!」」
ナルトとサクラの叫び声で、ぱっちりと目を開くと、そこにはサスケの顔。
超、至近距離。
『え、サスケ、どうしたの?』
「……………い、いや、睫毛に埃がついていたから、取ろうと思っただけだ。」
『え!そうなの!?ありがとうサスケ!やっぱりサスケはいい奴ね!…さ、2人のとこ行こ?』
リクは立ち上がり、サスケに手を伸ばす。
サスケはその手をじっと見つめ、舌打ちをしてから手を取った。
『…別に変なもの付いてないわよ。』
そう言うと、サスケは「ちげえよ、バカ。」と呟き、カカシたちのいる部屋へ行ってしまった。
『なんで、ちょっと機嫌悪いの…?なんかしたかな…。』
なんでサスケの機嫌が悪くなったか分からなかったリクは、急いでサスケの後を追った。