• テキストサイズ

大切【NARUTO】

第22章 波の国・鬼人





「サスケ、耳貸せ。作戦がある。」


「フン…。あのお前がチームワークかよ…」


「さーて、暴れるぜぇ」


『…その作戦、私も混ぜてよね?』


「もちろんだってばよ!」


そう言ったナルトは、口元の血を拭う。
しかし、再不斬は馬鹿にするように笑う。
その様子に、カカシは叫んだ。


「お前ら何やってる!逃げろといったろ!俺が捕まった時点でもう白黒付いてる!
俺たちの任務は、タズナさんを守る事だ!それを忘れたのか?」


その言葉に、答えを求めるかのように、ナルトはタズナを見る。
するとタズナは笑って答えるのだ。


「なぁに、元といえばワシが蒔いた種。
この後に及んで命が欲しいなどとは言わんぞ。
すまなかったなお前ら…。思う存分に戦ってくれ!」


タズナの後に「…という事だ」とサスケが述べる。
そして、戦闘態勢を整える。


「本当に成長しねぇなぁ!いつまでも忍者ゴッコかよ。
おれはよ、お前らくらいの歳の頃にゃ、もうこの手を血で赤く染めてたんだよ。」


「鬼人、再不斬…!」


なんの話だと、再不斬の話を聞く。
血霧の里と呼ばれた場所の卒業試験は、仲間同士の殺し合いだと。
そして、それを変革せざるを得なくなった原因が、再不斬だ。


「楽しかったなぁ、あれは。」


そう言って、再不斬は笑い、殺気を放つ。


(動きは…さっきは見えてた!絶対、誰も殺させやしないんだから!)


再不斬が、動く。
奴の狙いはサスケだ。

リクは再不斬とサスケの間に入り、再不斬の肘を受け止めた。




/ 572ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp