第21章 波の国・出発
「そこまで言うならCランク任務をやってもらう。…ある人物の護衛任務だ。」
その言葉に、ナルトの顔が明るくなる。
大名様かお姫様かと、ナルトが嬉しそうに叫んでいると、三代目が呼んで、入ってきたのは"タズナ"という男だった。
内容は、波の国で橋作りが終わるまでの護衛任務だ。
「何だぁ?超ガキばっかじゃねーかよ。特に1番ちっこい超アホ面。お前それ本当に忍者かぁ!?」
リクは、キョロキョロと班員を見る。
身長順で言えば、サスケ、リク、サクラ、ナルト。
つまり、タズナの指したアホ面は、ナルトの事で…。
「ぶっ殺す!」
「これから護衛するじいさん殺してどーする。アホ。」
ナルトが自分の事だと気付き、騒ぎ出す。
それを、カカシが首元を掴み引っ捕らえる。
その様子をリクはケラケラと笑って見ていた。