第20章 サバイバル演習
「当たり前だ!これはわざと仲間割れするよう仕組んだ罠だ!
この仕組まれた試験内容の状況下でもなお、自分の利害に関係なく、チームワークを優先できるものを選抜するのが目的だった。」
つまり、鈴を取れなくても良かったということだ。
でもなんで、リクだけなのかはまだ分からない。
リクだって、最終的には個人プレイだ。
ナルト、サクラ、サスケは全員同じ考えに至った。
「ま、それでも何でリクだけ合格かって顔してるから言ってあげるとね?
サクラは何処にいるのかも分からないサスケの事ばかり!
ナルトは一人で独走するだけ!
サスケは他を足手まといと決めつけ個人プレイ。
…だがリクは、お前らを全員誘いに行ったはずだ。
それに、お前らが受かる為なら、自らアカデミーへ戻るとも言った。
チームの事を考え、行動した、当然合格だ。」
カカシの言葉に、誰も言い返す事ができなかった。