• テキストサイズ

大切【NARUTO】

第20章 サバイバル演習





間一髪でトラップから抜け出し、カカシはリクの背後に立った。
平然と話しをするが、心は焦りと驚きでいっぱいだった。


(…いや、マジで危なかった。リクが一番戦えるな、このチームの中で。)


カカシを凌ぐ忍び足。
豪火球の威力もサスケ以上。
そしてそれに加えてもう一つ、性質変化まで自分のものにしているのだ。

うちは一族と言えば、火。
セイレーンの一族といえば、風だ。

両方を使いこなすリクは、さすがはあの、一族同士の混血ってところだろうか。


『…結構自信あったんですけどね。』


そう言って、肩を落とす彼女の頭をポンポンと叩く。


「まっ、リクは大丈夫だ。」


この試験の意味を掴み、ここまで追い詰められたら、この答え以外何もない。


『…大丈夫って何がですか?』


そうリクが聞いた時、セットしていた時計が鳴った。


「後で教えてあげーるよ。さ、集合場所に戻ろう。」


カカシはリクの背中を押し、2人で集合場所へともどった。



/ 572ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp