第20章 サバイバル演習
ナルトのチャクラを感知し、急いで向かう。
そこには、何故か縄で宙吊りにされたナルト。
思わず吹き出しそうになったのを堪えた。
『な、ナルトくん!…何やってるの?』
「あー!リクちゃん!助けてくれってばよ!」
どうやら、バレバレな罠に引っかかったようで。
縄を切って、ナルトを下ろしてやる。
「助かったってばよ…。ありがとな、リクちゃん!」
『ううん、それは全然いいんだけどね。
…あのさ、一緒に鈴取りに行かない?
一人で取りに行くより、確率が上がると思うんだけど…。』
ナルトは暫く考えるが、欲しい答えはもらえない。
「んー、でも俺ってば、1人で先生をぶっ飛ばしてやりてぇんだ。ごめんリクちゃん。」
サクラと同様、全く協力的でない様子で。
さすがに落胆の色を隠せなかった。
『…チームワーク、大事だと思うんだけどなぁ』
「ん?なんかいった?」
『いや、何でもないよ。協力する気になったら、いつでも言ってね!』
そう言って、ナルトと別れる。
頼みの綱は、サスケだけだ…。