第20章 サバイバル演習
(朝飯食うなって、そう言うことだったのか。)
サスケは、食べておいて正解だったとリクに感謝した。
そしてカカシはさらに話す。
「鈴は、一人一つでいい。3つしかないから、必然的に1人丸太行きになる。…で!鈴を取れない奴は任務失敗ってことで失格だ!」
『つまり、必ず1人はアカデミーに戻るってこと…、ですね?』
「そ!そういうこと!リクは切れてるねー。」
手裏剣も全部使っていい、殺す気でこないと取れないと、カカシは続けていった。
しかしそう言われても、先日の黒板消しが頭に落ちる姿を思い出し、本当に大丈夫かと疑ってしまう。
「危ないわよ先生!」
「そうそう!黒板消し避けれねーほど、どんくせのに!本当に殺しちまうってばよ!」
2人の意見には一理ある。
サスケも少し、カカシをなめていた。
その時、カカシがナルトに「ドベ」と言いって挑発し、ナルトが攻撃を仕掛けた。
しかし、一瞬でクナイが握られたナルトの手を取り、背後へとカカシは移動していたのだ。
「そうあわてんなよ、まだスタートはいってないだろ。」
(速い…!これが上忍…!!)
サスケはニヤリと笑い、カカシを見る。
…こいつから必ず鈴を奪ってやる、と。
「やっと俺を認めてくれたかな?ククク、なんだかな。やっとお前らの事がすきになれそうだ。」
カカシのスタートの合図により、演習が始まった。