第18章 第七班
「私は、春野サクラ!
好きなものはぁ…ってゆーかぁ、好きな人は…。えーとぉ…。
将来の夢も言っちゃおっかなぁ。
キャーーー!!
………嫌いなものはナルトです。趣味はぁ…。」
サクラは、サスケをチラチラと見ながら話す。
(この年頃の女の子は…。忍術より恋愛だな。)
『ナルトくん!凹んじゃダメよ!』
「リクちゃーん…。ありがとだってばよぉ…。」
ナルトを励ますリクを、最後に指差した。
「はい、じゃあ最後の女の子。」
『えっと、歌神リクです!
好きなのは、団子とトマトと…サスケかな!
嫌いなのはグリンピースと嘘。
夢は、記憶を取り戻すこと。
それから、サスケとずっと一緒にいる事!
趣味は…修行と料理です!』
リクの自己紹介に、サスケが困った顔で下を向いていた。
多分これは、照れているのだろう。
(素直ではっきり言う子だな。
そして、火影様が言っていた、うちはとセイレーンの血を引く記憶喪失の子…。
色々と背負ってるのね、この子。)
そしてサクラがリクを睨んでいる。
ライバル視しているのだろう。
自分で爆弾を投下したと気付いていないリクは、サクラの視線に困っていた。
そんなリクに、カカシはニコリと笑いかけた。