第18章 第七班
「俺さ!俺さ!名前はうずまきナルト!
好きなものはカップラーメン。
もっと好きなものは、イルカ先生におごってもらった一楽のラーメン!!
嫌いなものはお湯を入れてからの3分間。」
(こいつ、ラーメンのことばっかだな…)
カカシは心の中で突っ込んだが、次の言葉に驚いた。
「将来の夢は、火影を超す!んでもって、里の奴ら全員に俺の存在を認めさせてやるんだ!
…趣味はイタズラかな。」
(なかなか面白い成長をしたな、こいつ…。イタズラは、まぁ、なるほどね。)
「じゃあ次!」
うちはを背負う少年を指差した。
「名をうちはサスケ。
嫌いな物なら沢山あるが、好きな物は別にない。
それから…、夢なんて言葉で終わらせる気はないが野望はある!
一族の復興と、ある男を必ず殺すことだ。」
(…やはりな…。)
サスケの答えを予想していたカカシはフゥと溜息をつき、先程から気になっていた質問をした。
「…ねぇ、気になってたんだけどさ。2人、同じ服で揃えてるの?」
『あ!これ、偶々なんですよ。私達もビックリしました!ね!サスケ!』
サスケの代わりにリクが答える。
リクは笑顔でサスケに同意を求めるが、サスケは顔を赤くして目をそらしていた。
(んー、サスケは意外と分かりやすいのね。)
「次、女の子。」
サスケの意外な一面を発見したカカシは、桜色の髪を持つ少女を指差した。