第17章 お揃いと事故
おにぎりを食べ進めていると、突然サスケの目の前にナルトが現れた。
「おい!…ナルト!何する気だ!」
「へっへーん。何でもないってばよ!」
そう言って、ナルトはサスケをぐるぐる巻きにした。
完全に不意打ちを食らったサスケはされるがままだ。
そしてナルトは、その後すぐにサスケに変化し、出て行ってしまった。
(あいつ、俺に変化して何する気だ。こんな姿、リクに見られるとまずい。)
さっさと縄抜けしなければ。
と、思った時、声が聞こえてきた。
『んん…。あれ、私…。てか、サスケ。何してるの?』
起きるの、早すぎないか?
いや、それはいいんだけれども。
…最悪のタイミングだ。
「タイミング悪りぃ…。起きるの早えんだよ。」
思わず、心の声が出てしまった。