第17章 お揃いと事故
サスケは表では無表情だが、心の中では舌打ちをする。
(チィ…こいつらと同じ班かよ…。)
サスケは3人目に名前を呼ばれた。
足手纏いが2人。最悪だ。
しかも、よりによってナルトと同じ班になるとは。
眉間に皺を寄せていると、まだもう1人名前を呼ばれそうであった。
(まさか、フォーマンセル?…俺に3人もお荷物背負わせる気か?)
イルカ先生をジロリと睨んだが、前言撤回。
お荷物どころか、望んでいた人と同じ班になれた。
「…それから、歌神リク!ここはフォーマンセルだ!」
喜びとあまり、立ち上がりかけた自分を制す。
しかし、心の中でガッツポーズをしたのは、サスケだけの秘密だ。