• テキストサイズ

大切【NARUTO】

第16章 巡る季節





「…だからね、リクちゃんが来て、サスケくんが少し明るくなったと思うの。
これからも、サスケくんはリクちゃんが必要なんだと思う。
サスケくん人気者だから、いろいろ大変だと思うけど、私が力になるから。」


『うん。私、サスケのそばにいるよ。
…ありがとう、ヒナタ。』


礼を言うと、ヒナタはニコリと笑った。

ヒナタは親友だ。
二人の間に、隠し事はない。
お互い悩み事を言い合うほどの仲になった。
少し引っ込み思案な所もあるけれど優しくて、本当に友達になれてよかったと思う。


『…でもさ、よくそんなにサスケの事見てたね。』


「そ、それは…。ナルトくんが良くサスケくんに絡みに行ってたから…。」


そう言って、ヒナタは顔を赤くする。
ヒナタは、ナルト一筋だ。


(…で、サスケはナルトくんのついで、って感じなのね。)


確かに、ナルトを見ていれば、嫌でもサスケが目に入るだろう。
…あの、絡み方だ。

でも、何処までもナルト一筋なヒナタがとても可愛く見えた。

『ま!私はヒナタ応援してるからね!』


そう言って、背中をパシリと叩く。
ヒナタが困ったように笑った。




/ 572ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp