第13章 話題の女
「ねえ、あんた、どこまで調子に乗る気?サスケくん迷惑してるじゃない。」
やはり、面倒な事になった。
これが噂に聞く、編入生いじめというやつか。
それにしても、なんて理不尽な理由を付けて絡んでくるのだろうか。
リクは壁に追い詰められたが、負けじと言い返した。
『いや、なんで、あなた達がサスケくんが迷惑してるって分かるわけ?』
「そんなの、直ぐわかるわよ。あんたがいる事で私達も、サスケくんも、迷惑してるのよ!」
リクは、彼女達のなんの根拠もない理由に、イラっとして言い返そうとした時。
男の子の声が割り込んできた。
「ああ、そうだな。俺は迷惑している。歌神リクじゃなく、お前らにな。」
声の主はサスケだった。