第13章 話題の女
ナルトとヒナタと分かれて、リクは職員室に急いだ。
『イルカ先生、今日は我儘聞いてもらってありがとうございました。しかも、編入したばかりなのに。』
先ほどの、サスケとの手合わせの許可をくれたイルカ先生に礼を言いに来たのだ。
「いや、大丈夫だ。それにしてもリクは凄いな!アカデミー1位のサスケと互角…いや、それ以上の力を持っているなんて!職員の間でも話題になるほどだよ!」
『い、いえ、そんなことないです。私体力が少なくて…。すぐに息切れしちゃうんですよ…。そんな、話題になるだなんて、恥ずかしい…。』
「いや、恥じる事ないさ!それに、体力は今からどんどん付けられる。リクはきっと!強い忍になる!」
イルカ先生は絶対そうだとニコニコ笑っている。
(…そうだと、嬉しいな。体力作りと修行、がんばろっと。)
リクは『頑張ります。』と言って、話が長引く前に切り上げ、職員室を出た。