第12章 アカデミー
『えっと、サスケくんが1番なの?』
「ああ、そうだ」
サスケははっきり答えた。
そのサスケは、ニヤリと笑っている。
(何がそんなに面白いんだろう。)
サスケの真意がわからないが、本当かどうかイルカ先生の方も確認すると、先生は頷いた。
「このアカデミーで今1番なのは、サスケだ。
まあ、サスケも良いって言ってるし、リクもやりたいって言ってるし。
今回だけ特別に1回、やっても良いぞ。
ただし、あと10分程でチャイムが鳴るから、チャイムが鳴ったら終了だ。」
(イルカ先生、優しい…!)
リクはキラキラとした目をイルカ先生に向けてから礼をした。
そして、サスケと向かい合う。
「サスケくん、宜しくお願いします!」