第12章 アカデミー
ヒナタか指差した先にいたのは、金髪の男の子。
見事に手裏剣を全て外していた。
『ヒナタ、…ナルトくんのどういうところがいいの?』
手裏剣を外すのは練習をすればいいだけの事。
しかし、ギャーギャー騒いでいるナルトの姿を見て、「どこがいいの?」と思った。
でもそれは、返ってきたヒナタの言葉で変わった。
「あのね、昔、この白眼の所為で虐められたことがあって。
その時に、名前も知らない私を助けてくれたの。
ナルトくんは…真っ直ぐ、自分の言った事を曲げないから…。
私も、そうなりたいなって。」
『そっか、後で話しかけに行こっかな。』
「う、うん…!ナルトくん、良い人だよ。」
次の休み時間はナルトと仲良くなろう。
リクは勝手に心に決めた。