第12章 アカデミー
『これで満足?』
と、リクが言うと、1体出すのが精一杯だった"アミちゃん"という子が怒鳴り散らした。
「な、なによ。私は優等生ってわけ?量が多けりゃ、いいってもんじゃ無いのよ。ちょっと可愛いからって気取ってんじゃないわよ!」
地面の砂を掴み、投げつけられた。
リクは避ける気も起きず、そのまま砂をかぶった。
「あはっ、言い様ね。それでサスケくんの隣に座らないでよね、じゃあね。」
うるさい女子達はどこかへ行ってしまった。
(まさか、初日から嫌われるとは…)
なぜか理不尽に怒られて、嫌われるなんて、踏んだり蹴ったりだ。
…正直なところ、女の子の友達が欲しかったリクは少し傷ついた。