第9章 あの日
家の前で、ソラとサスケは出会った。
「え、ソラ、なんでここに!?ていうか、なんだよこれ!」
『サスケ…ッ!無事でよかった…。それよりはやく!父さんと母さんを!』
とりあえず、生きている事にお互い安堵し、2人で家に入っていった。
「父さん!母さん!」
サスケが呼ぶと、一番奥の部屋から、フガクの叫ぶ声が聞こえた。
「サスケ、ソラ!来てはならん!」
『来ちゃダメって…どういう…』
サスケがソラの手を握る。
「ソラ…。」
『…うん、いこう。』
サスケとソラは、初めてフガクの命令に背いた。
震える足を叩き、扉を開いた。