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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第15章 ガーネット


「こんなになってるのに…?」

手で俺の根本を握り込むと、妖艶な目で俺を見つめる。

「言わないと、くれないの?」
「…そうだよ…」

何も言わないで見つめ合ったまま、智くんは俺を舌先で愛撫する。

「…コレ、欲しい…」

聞いたこともない、甘い声だった。


いいね…そうやって俺に跪くんだ


「くれなきゃ…信用しない」

にたりと笑うと、いきなり滾った俺を口の中に入れた。

「くっ…」

生暖かい粘膜に包まれて、急に与えられた快感に腰が引けてしまう。
それでも智くんは咥えこんで離さず、俺の腰に腕を回した。

「逃げないで…翔ちゃん…」
「智くん…っぁ…」
「凄い…翔ちゃん、感じやすい…」
「違…っ…」

舌が絡みついて…
裏筋から先端をねっとりと舐め上げられる。
緩く吸い上げられてるのに、その舌は的確に大きな快感を俺にもたらす。

いやらしい口の動きを眺めながら、なぜこんなに感じてしまうのか、必死で考えてた。

潤に咥えられても、ここまでなることはない。
こんなにゾクゾクと身体を支配する快感なんて感じたことがない。

これは、なに…?

「智くんがうまいから…」
「嘘…これだけでそんなに感じて…かわいい…」

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