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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第14章 ライム


「ひゃっ…」
「逃げんなよ」

がしっと両手で顔を掴まれた。

「俺、バカじゃない。むしろ正解だったわ」
「な…なんのことよ…」

目を合わせることもできなくて。
顔が真っ赤になってるのがわかった。

さっき、わかったこのちくんの正体…

絶対、相葉さんに勘づかれたくなかった。

だって…

「こっち見ろよ」
「やだ」

顔だけは相葉さんの方見てたけど、絶対目を合わせたくなかった。
何かが漏れ出てしまいそうだったから…



うっかり、おまえが好きだっていいそうだったから



「…あのさ…俺のこと抱いたの気にしなくていいよ」
「は?」
「あれでしょ?なんかあったから…その…慰めて欲しかったんでしょ?」
「何言って…」
「俺、別にそんなセックス神聖視してないし?初めてだったからケツ痛かったけど、気にしないから!だから…」
「ニノっ…!」

突然でっかい声出すから、びっくりした。
思わず目を合わせたら、凄い真剣な顔してて…

なんで…そんな顔するんだよ…

「初めて…だったんだ…?」
「え…?俺、そんなこと言った?」
「今、言ったわ。ボケ」
「ぼ、ボケって…」
「おまえ、かわいいからてっきり誰かに貰われてるのかと思った」

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