第2章 オセロ scene2
本日の営みが終了して、寝室でぐったりと横になってると、潤が風呂から戻ってきた。
「雅紀、なんか飲む?」
「うん…」
潤が冷蔵庫からハイネケンを持ってきてくれた。
「まだ飲むのお…?」
「いいだろ…明日は年内最後の休みなんだから」
「あ、そっか…潤はもう休みないんだ」
「ん…だから、今日は飲みたいの」
「そうかあ…じゃ、付き合うよ」
暫くベッドで二人でビールを飲んだ。
何を喋るわけでもなく、なんか二人でずっと寄り添って…
ゴロゴロしながら飲む酒が最近、美味しくてしょうがない。
こんな時間が…いつまでも続けばいいなって…
最近、ほんとうに強く思う。
「雅紀…」
時々潤が、バスローブを捲くって俺の身体にキスしていく。
俺もおかえしに、潤のキレイな肌にキスをする。
「くすぐってぇ…」
そう言って笑う潤の顔は、とっても綺麗で…
俺だけが見れるこの潤のリラックスしきった笑顔が、とっても大好きで…
ずっと…ずっと…
「ねえ、潤」
「んー?」
「もうすぐ俺、誕生日じゃん?」
「ああ…来月になったら、二人で旅行行こうな」
「ん…それも楽しみなんだけどさ。俺、欲しいものあって…」
「ん?なんだよ?」