第14章 ライム
「誰か…決まった人作る」
「え?」
「だからさ…安心してよ。もうあんなことしないから」
「でも、ニノ…」
「好きな人ってのはすぐ作るのは無理だけどさ…まあ、そういう契約っつーの?請け負ってくれるひと、事務所に言えば見繕ってくれるっしょ」
「はあ?」
なんだか知らないが怒り出した。
「おまえ、だからそういうのを辞めろって言ってんだよ!」
「だって…どうすんだよ!どうにもならないだろ!?」
一瞬で相葉さんの目が据わる。
あ、ヤベ。
これ、マジ怒りだ。
がしっと腕を掴まれた。
そのままずるずる引きずられるようにして楽屋を出た。
「ちょっ…ちょっと!?相葉さん!?」
無言で引きずられて、着いたのは風呂。
「な、なによっ!?」
「脱げ」
「はあ!?」
棚から脱衣かごを取り出すと、相葉さんはジャージを脱ぎ捨てた。
「な、な、何やってんのよっ!?」
そのまま全裸になると、青いすのこの上に仁王立ちした。
「いいから、脱げやっ!」
もう一個脱衣かごを取り出すと、俺の服を無理やり脱がせた。
「やっ…やめてぇっ!」
もう何されてるのかよくわからない。
必死で抵抗したけど、力じゃ敵わなくて。
結局はだかんぼにされた。