第14章 ライム
「来い」
また引きずられて風呂の中に入れられた。
白いタイルの浴室は、大きな浴槽がひとつ。
ずらっと並んだ洗い場には椅子が置いてある。
まだ時間が早いから誰も居なくて、風呂場はガランとしてた。
浴槽の中にはお湯が満々と張ってあって、じゃぶじゃぶと溢れてる。
湯気の立ち込める中、洗い場の隅の椅子に座らされた。
「なんなのよお…もう…」
相葉さんも向かいの椅子に座ると、俺のことじーっと見てる。
「いい加減にしてよ!」
怒鳴った瞬間、握られた。
「へ…?」
物凄い怖い顔をしながら、俺のちんこを掴んでる。
「なっ…なにやってんだよっ!?」
「…俺は…できる…」
「はあっ!?」
「俺はできる俺はできる…」
ぶつぶつ言いながら、俺のを扱き出した。
「ちょっ…ばっ…バカっ!なにやってんだよっ…」
こんな状況で勃つ訳もなく…
相葉さんの手の中で、俺はふにゃふにゃのままだった。
「なんで硬くならねえんだ…」
「なっ…なるかボケぇっ…」
「おし。じゃあ、舐める」
ちょ…何言ってんだこいつ!?
「ぎゃああっ…やめろおおおっ…」
「暴れるなよっ!」
がつんと後ろの壁に身体を押し付けられた。
「冷たっ…」
ヒヤッとした感触に思わず力が緩んだ。