• テキストサイズ

カラフルⅣ【気象系BL小説】

第14章 ライム


『そこのUBコンビ、端っこで補習してろや!』
「はあ~い…」
「わかったよお…」

補習くらいで済んでよかった…
追試になると、なにやらされるかわかったもんじゃない。

「相葉さん…あっちいこ…」
「おう…」

センターステージから客席に降りた。
調光の前にちょっとスペースがあるから、そこで二人で補習を開始した。

「ほら、2サビから返そうよ」
「わかった…」

大まかに正面とセンターを決めて、俺たちは立ち位置に付いた。

「……」
「……」

…やっぱり…

なんか、すげえ恥ずかしい。

やたら生々しくお互いの下半身事情を知ってしまったせいか、やたら目が股間に行ってしまう。

「そんな場合じゃねえだろ…」
「あ?」
「なんでもないっ…」

そういう相葉さんも俺の股間をチラチラ見てて。
思わず手でぐしゃっと押さえてしまう。

「な、何見てんだよっ!」
「そっ…そっちこそっ!見てんなよっ!」
『くおら!てめえら!いい加減にしろや!』

またマイクで潤に怒鳴られて、俺たちはしぶしぶもう一度立ち位置に付いた。

「ち、ちんこみるなよな!」
「おまえこそ!みるなよな!」

その会話を聞いた、ムービングのスタッフさんが噴き出してるのが見えた。

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp