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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第2章 オセロ scene2


リーダーの腕を捕まえてミーティングテーブルに座った。

「ほえ…?」

リーダーを挟むように、俺と潤が座ったから目を白黒させて俺と潤を交互に見てる。

「ガトーショコラ…俺も、好きなんだよね…」
「そっか!松潤、チョコレートすきだもんね!」

リーダーはにこにこして潤のほっぺをつついた。

「うん…だから、俺も選んできたんだ。店」
「まじで~?松潤が選んだのって、すごい味がしっかりしてそう」
「…なんでだよ…」
「濃いから?」

ぶふぉって吹き出した俺にリーダーが寄りかかってきて、一緒に笑った。

「…顔の濃いのは生まれつきだろうがぁ…」

ぶすっとして、ハットを深く被って拗ねちゃった。
そのうち、ニノと翔ちゃんもなんか参加してきて、5人で雑誌を見ながら大盛り上がりしてた。

今度の東京では、みんなでケーキ食べる約束しちゃった。

…そういえば…

俺達のこと、この人達あっさり受け入れてくれたなぁ…
普通だったら、拒絶されてもしょうがないのに…

おまけに誂ってくれちゃってさ…


「俺、仲間にも恵まれてんな…」
「ん?」

帰りの車で思わず呟いたら、潤が俺の手をぎゅっと握った。

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