第13章 ピスタチオ scene3
ああ…智ぃ…
好きだよ…
「くうん…」
…多分、黒が俺の中に居るからだ。
いつも、智のことはかわいいって思うけど…
今日は凄く…かっこよく見える。
智の顔がまた首筋をくすぐる。
くすぐったくて顔を逸らすと、今度は襟足。
「きゃん…」
唇がすうっと首の皮膚をなぞっていくと、ぞわぞわも一緒に移動していく。
その間もお互いの手は動きを止めることなく、快感に一直線で。
「あぉん…あぅぅ…」
「和也…ああ…やばい…」
智の額に汗が光ってる。
気持ちいいの?
突然、智の手の動きが早くなった。
「きゃうんっ…」
びっくりするほどの気持ちよさで、身体が仰け反る。
「和也…気持ちいい?」
「きゃうっ…あぅっ…」
ああ…もうやばい…出ちゃうっ…
慌てて智の身体を押して逃げようとするけど、離してくれない。
だめだよぉ…先にイっちゃうよおっ…
「きゃうんっ…」
逃げようと仰け反った瞬間、智が俺の胸に唇を付けた。
乳首を口に含むと、じゅううっと吸い上げた。
びりびりっと快感が走る。
「…っきゃうんっ…」
ビクビクっと身体が勝手に痙攣して、我慢する暇もなく俺は達してしまった。