第13章 ピスタチオ scene3
あ…やばい…
「もう…俺、とまんねーよ…和也…」
智が、オスだ。
あっという間に丸裸にされた。
智も全部脱いだ。
綺麗…智の身体、とっても綺麗…
細いのにしっかりと筋肉が付いて。
しなやかな肢体は、天井のシーリングの淡い光にくっきりと影を作った。
「ごめん…今、黒が来てるのはわかってるんだけど…」
いいんだよ…智…
「もう、俺…」
俺を…抱いて…?
ゆっくりと足を開いた。
「きゅうん…」
触って…?智…
ごくりと智の喉が鳴った。
俺から目を逸らすこと無く、智は立ち上がるとベッドサイドに置いてある棚の扉を開けた。
そこには、やっぱり前に二人で買ったローションとコンドーム。
ピリッと封を破ると、ビニールを剥がしてベッドに投げた。
そのまますぐに俺に覆いかぶさってきて、ぎゅうっと抱きしめてくれた。
あったかい…智…
俺も腕を伸ばして、智のなめらかな背中の皮膚に触れた。
「和也…」
少し体を起こして、智は俺の顔を見つめた。
愛おしいよって思ってくれてるのが、言わなくてもわかる…
「きゅぅ…ん…」
キス、して…?触って…
「ああ…もう、かわいい…」
我慢できないって顔が近づいてきた。