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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第2章 オセロ scene2


気がついたらベッドに寝かされてた。
潤は心配そうな顔をして、俺の隣に寝転がってた。

「雅紀っ…」
「あ…潤…」
「よかった…身体、大丈夫?」
「うん…」

起き上がってみたけど、手首も痛くなかった。

「それよりお前、中洗ったのかよ…」

手首を掴んで、縛ったところを確認したけど、痣になってなかったから安心した。

「雅紀が心配でそれどころじゃねえよ…」
「えっ?」
「だって、あんな…失神するから…」
「あ…うん…だって、あんなの初めてで…」
「え?」
「なんか、自分で制御できないくらい気持ちよくて…」
「雅紀…」

潤の手首を確認してた俺の手をそっと握った。

「嬉しい」

そのまま俺の手の甲にキスすると、微笑んだ。

「風呂…入ろうか…」

ゆっくりと起き上がって、俺の手を引く潤はなんだか落ち着いてて。
別人みたい…

「潤、どうしたの?」
「んー?」
「そんな落ち着いちゃって…」
「そうか?」
「いつもなら、もっとはしゃぐだろうが…」

だって…えっちで失神するなんてこと初めてだったし…
いつもの潤ならはしゃいではしゃいで大変なことになるだろうに。

ふっと潤はまた、笑う。
ぐいっと俺の腰を引き寄せて、抱きしめた。

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