第13章 ピスタチオ scene3
「ふ…ふ…ふざけんなあっ!」
「ふざけてないよなあ?」
そう言うと潤は相葉さんと翔ちゃんを見た。
「まー…ニノだったらなあ…」
「そうだよね?ニノちゃんだったら…」
咄嗟に俺はケツを押さえて立ち上がった。
「あんたたちはシャレになってないんだからっ!」
「じょーだんじょーだん…」
3人はゲラゲラ笑いだした。
「もお…ヤダ…」
空いてるソファにダイブして寝転がった。
つか、マネージャーもいるのに何の話してんだよ…
凄い恥ずかしいじゃないか…
まあ、俺達の関係は外で言うことができないから、知ってる人がいるこの空間ならって気持ちもわかるけどさ…
でも、そんな愛の交歓の話までするこたないじゃないか…
「もうさあ。智くん誕生日なんだから、諦めたら?」
「は?」
翔ちゃんがすごい真面目な顔で言ってくる。
「いい加減ニノのバージンあげなよ?」
「ひっ…他人事だと思って!」
「俺なんか、あれだぞ…他人に乗っ取られてるときだったんだぞ?」
すっごい真面目な顔して言うけど…翔ちゃん!
あんた今凄いこと言ってるんだからね!?
「や、やめろ!生々しいんだって!ほら、潤の顔見てみろよ!」