• テキストサイズ

カラフルⅣ【気象系BL小説】

第13章 ピスタチオ scene3


少し指先に力を入れた。
蕾を押し分けるようにぬるりと指が中に吸い込まれる。

「うっ…あっ…」

身体が逃げそうになるのを、覆いかぶさって押さえつけた。

「やっ…和也っ…」
「そんなに嫌なら、やめよ?」

やめないのはわかってて言ってみる。
泣きそうな顔で俺を見上げる。

「ちが…う…やじゃない…」
「だってこれじゃできない」
「怒らないで…和也ぃ…」

ぎゅっと俺の首根っこに抱きついてくると、泣き出した。

「ごめん…ごめん和也…嫌じゃない…」
「…わかった…お願いだから力抜いて?」
「うん…」

ぐずぐず言いながら、一生懸命身体の力を抜く。

「智…俺、身体傷つけたくないの…わかって…?」
「うん…わかってる…わかってるけど勝手に逃げちゃう…」

普段はぽよんとしてるけど…でもこの人実際セックスの時はオスだからなぁ…
俺もそうだから気持ちはわかるんだけど…

「だって和也の…おっきいんだもん…」
「え?」
「そんなおっきいの入るか…?」
「え…だってそんなこと言ったら、あんただってでっかいじゃん」
「和也のほうがでっかいもん」
「いやあ…変わんねーだろ…」

まじまじと二人でお互いの息子を見た。

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp