第13章 ピスタチオ scene3
顔を上げると、智の目を見つめた。
ちょっと怯えたような顔をしてるから、ちゅっと鼻先にキスしたら、少し笑った。
眉がハの字になって…まだ困ったみたいな顔してるから、おかしかった。
そのままキスをする。
智の唇は熱くて。
俺の身体も熱くて堪らない。
啄むようなキスしながらゆっくりとネルシャツのボタンを外した。
全部外し終わったら中に手を滑らせた。
とってもさわり心地のいい肌に手を這わせながら、智の唇をこじ開けた。
すぐに智の舌が絡んできて、俺の舌を吸い上げた。
それだけですっごく気持ちよくて。
負けじと智の乳首を指で触った。
「んぁっ…」
びくんと智の身体が跳ねた。
「え…?」
「や…もぉ…」
「こんなに敏感だっけ…?」
「わか…わかんない…なんか、変だ…」
真っ赤になって両手で顔を隠してしまった。
女の子みたいな反応…
でもすっごい嬉しい!
すぐに手を剥ぎ取って、ベッドに両腕を押し付けた。
「や…和也ぃ…」
「智…やばいよ…」
「え…?」
「堪んない…」
首筋に顔を埋めて、筋に沿って舌を這わすとまたびくんびくんと身体が跳ねる。
一生懸命、声が出るのを我慢しようとしてるけど、気持ちいい所を俺が触ると、漏れ出てくる声。
これは…やばい…!