第13章 ピスタチオ scene3

「もぉ…なんでそんなにかわいいんだよ…」

俺も息が上がるほど興奮してきて…
ちょっと落ち着こうと、智の額に自分の額をくっつけた。

「わかんねぇよ…もお、早くヤって…」
「ばか…優しくするって言っただろ？」
「だってもう…なんか変なんだもん…」

やべえ…まじでかわいい…

震える手で俺の頬を包むと顔を近づけてきた。
キスされると、あっという間に智の舌が俺の口の中に入ってきて…

くちゅくちゅと音を立てながら俺の口中を舐め回してくる。
暫くされるがままだったけど、我慢できなくて舌を絡ませた。
舌を軽く吸い上げて、口角を舐めると甘い吐息が聞こえた。

「和也…すき…」
「俺も…だいすき…」

ちゅっと額にキスしながら身体を起こした。
智の着てるジャケットとネルシャツを脱がせると、智も俺のジャケットとトレーナーを一気に脱がせた。

上半身裸になった俺たちはまた抱き合った。
素肌の温もりが気持ちいい。

肩にキスしながらマットレスに押し倒すと、智は自分からジーパンのボタンを外した。

「脱がせて…？」
「うん…」

ファスナーを下ろしてパンツごとずり下げると、滾った智が飛び出してきた。