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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第12章 ピスタチオ scene2


なんだか今日の潤は偉い素直で面食らった。

「俺も頑張るよ…澪と、皆が羨むくらいしあわせになるから」
「え、おまえ俺達のこと羨ましかったの?」

ぐっと潤は詰まった。

「ま、まあね!翔くんと相葉さんも…大野さんとニノも…ちゃんと運命の相手に出会ったっていうかさ…」
「ぶっ…おまえ、何言ってんだよ!?」
「だってさ!男同士じゃん…それに元々皆、ゲイってわけじゃないのにこうなったってさ…」

ちょっと真面目な顔をした。

「やっぱ…こういう風になるって決まってたんじゃないの…?」

思わず潤の顔を見返してたら、見つめ合う形になった。

「や、やめよう…」
「うん…こっ恥ずかしいこと言ってごめん…」

俺、今…顔、真っ赤だ…

潤の家に着くと、さっさと潤は降りていった。
これは昔から変わらない。

「じゃあね!お疲れ、リーダー!」

手を振る笑顔も昔から変わらない。

「ああ…今日はありがとな」
「な、何言ってんだよ!」

照れながら潤はマンションに入っていった。

「よーし、大野、もうちょっとだからな」
「うん。ありがと、チーフ…」

最後に俺の家に着いた。
時間はもう深夜になっていた。

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